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夜霧の向こう、月明かりに照らされて、大きな門がそびえていた。 続きがあります。こちら 返事を書く
薔薇の花園の横を抜けて、ひとりの女性が森へと歩いてゆく。きょろきょろと落ち着きのない視線を彷徨わせているのは、人目を気にしているからだろう。 森の中程に、辺りの木々を押しのけるように上から顔を覗かせている建物がある。城壁の外の庶民はそもそもその存在すら知らず、城壁の中の人間にはこう呼ばれている。 幻想離宮、と。 続きがあります。こちら 返事を書く