幻想離宮 の感想

 

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[4] 2009/03/17 00:28 ID:-35

お: ひさしぶりのかんそー

まずは、先行のお二人様ぶんから

TO HALさん
拝読いたしましたので思ったことを少し。
中華文明のことは僕も良く知らないんですが、龍と麒麟と、蛟を同列に扱うのはイメージ的にどうなのだろうかとかそんなことくらいでしょうか思ったことと言えば。どうせならば、麒麟、応竜、鳳凰、霊亀の四霊を並べたらどうだろうとか、もしくは、麒麟、玄武、青龍、白虎、朱雀の五獣とか。まぁ、たいしてどうでも良いことですね。
さて。腰を据えて書かれたという印象はありませんでした。時間がなかったのでしょうか。まぁ、イベントものですから仕方ないですね。
ネタが個人レベルで小さなものだけに、幻想な荘厳な雰囲気を醸すなどしてもっと情感を煽り立てないと、なかなか読者の興味を引きづらいのかもしれません。そうでないなら、社会状況を映し出していくか。
いずれにせよ、本作はHALさんの持ち味が活かされているようには思えませんでした。

TO 脳舞さん
拝読いたしましたので、思ったことを少し。
よもや、舞台を西洋にもっていかれようとは思いもしませんでした。
ちなみに画像は両方とも紫禁城とされています。
さて。お話の方ですが、やはりやや宮殿に関することが不可解という感じは拭えないでしょうか。無理があるならいっそどっぷり不可思議や不条理に浸してしまった方が僕は良いように思えます。不可解と言えば、侍女の台詞も不可解ですけどね。
王妃様のはにかんだような表情が浮かぶようで、微笑ましい。
返事を書く


[3] 2009/03/16 14:50 ID:-8

ラトリー: 昼すぎの感想

 今回のお題は、まさにファンタジー的想像力をめぐらせるにうってつけのものだったんだなと、改めて思います。

>脳舞さん
 おお、ばっちり西洋風ファンタジーですね。何やら暗雲垂れこめるダークな展開と見せかけて、読後感の心地よいハッピーエンドへ持っていく流れはお見事だと思いました。雰囲気作りのための各種の小道具や固有名詞についても、(おそらくは完全な創作かそれに近いものと思うのですが)物語を陰ながら支えていたように思います。
 その一方で、ちょっと横文字が飛び交いすぎたかなという気がしないでもないです。登場したからには熱心に読まねばと勝手に意気込んでしまったので、若干読み進めづらいものを感じました。
 あと、展開に関してバッド→グッドの入れ替わりが少し弱いかなと。ファンタジー的舞台設定に多くの文章を費やしている分、エンシェッタ王妃の心理的な内面に踏みこんだ描写が少なかったように思います。贅沢な希望ですが、そういったところにも力が注いであるとより骨太な物語を楽しめたような気がしました。

>HALさん
 作品ごとにイメージに合わせてがらりと雰囲気が変わる、まさに変幻自在の文体ですね。漢字の開き方にまで変化が及んでいるようで、HALさんの語彙に関する蓄えの深さには毎度驚きを受けます。一つ覚えの無味乾燥な文章しか書けない自分にとっては、密かに憧れの的だったり。
 ただ、ちょっと今回は読み仮名が欲しかったかもしれません。燎原の名に始まり、読み方を一つに決めきれない単語がいくつか出てきました。個人的に、脳内で声に出してその味わいを確かめるような読み方をしているので、ぜひそういった者にも配慮していただけると幸いです(汗)
 主体となる人間のあり方を細かく掘り下げていく丁寧さは今回も健在で、ぜひ彼には科挙に受かってもらいたいものだなあ、と素直に思うことができました。欲を言えば、玄姫の存在だけでなく中庭を含めた離宮自体が完全な幻想の産物であり、目を覚ますと道端で横になっていた、みたいなびっくり展開だとさらにインパクトを感じられたかもです。

>自作
 中華系ファンタジーをほとんど読んだことがないくせに、無理をするからこんな有様になるんですね、わかります(自分でわかってどうする)
 何かもう、浅い、軽い、薄いの三拍子そろってます。必死に表面だけ取り繕ってみたものの、いろいろなものが足りないのは確定的に明らかですね。本当はもっと皇帝の姿を複数の人間の視点から描いて、彼らがどれだけ深い崇敬の念を抱いているかを明らかにした上で人ならぬ死神を登場させ、真実を描き出そうと思ってたのですが……(うーん、いくら書いても言い訳にしかならない。まあ当たり前か)
 個人的に、この後皇帝は死神と交わることを拒み、みずから死を選ぶことになってます。そのきっかけになるものを決められなかったので、こんな終わり方になってしまったわけですが……ああ、今回は思い残しが特に多いような気がします。正直な話、本当は幼少期から彼の人生を追ってみたかったり。十年二十年かかるかわかりませんが、いつか望んだとおりの物語を書いてみたいです。まずは筆力を蓄えるところから始めなければ。
返事を書く


[2] 2009/03/15 19:23 ID:-4

脳舞: 感想なのか言い訳なのか

>HALさん
 中国のお話かあ、と思ったところで何気なく画像に目をやったら、中国の建築様式以外の何物でもありませんでした。しまった、私は何であんな西洋風ファンタジーを……。
 とまあ、それはさておき、一言逃げ口上を述べておくならば、私は中国についての知識がまったくと言って良いほどありません。「燕」という字は男性名には使われない、程度の知識を振り絞ったところでもはや限界です。本作のように苗字に使われる場合はもちろんありますけれど。
 燎原とはまた凄い名前ですね。野原を焼くことの意だったように記憶していますが、勉強している理由が答えられず、面白いと感じた書についてもそれは同じ。なるほど、何も焼け残らなかった原っぱのような人間に思えます。それでも残り火のような何かが時折燃え上っていて、それは夢の形で自分自身に何かを問い掛けている……。もしかしたら玄姫は母親なのかしらん、なんて思うのですが、雪にまつわる何かの記憶ともども、はっきりとしない辺りが幻想離宮というお題に綺麗に合致していますね。明示しない方が良いものというものもありますね(単に私の察しが悪いだけだったりして)。
 単語の選び方が巧いのか(誰何とか叩頭とか)、中国っぽい雰囲気は満点ですね。

 私は破滅する、の件ですが、「恥ずかしくて耐えられない」です。グローブを送る習慣の件は「男が縫物をするのは普通に流行らないだろう」と思ったのですが、実在しない世界に「普通」を期待するのは拙かったですね。二点とも、ちゃんとフォローをしておかなくてはなりませんでした。自分ではなかなか気付かないんですよね、こういうの。

>ラトリーさん
 皇帝は肉欲に支配されて、政治的にも老人の傀儡なのかな、と思ったのですが、老人はそんなことには興味がなさげですね。しかし気になるのは、この老人自身は不老不死(いや、老いてるから違うのかしらん)なのか、そうだとすればこのまま書かれている話の続きは永遠に繰り返されていくのだと納得が出来るのですが、冒頭で頂点に立ち続けたのが五十年であることと、終盤で明日が五十年目であることとが明示されているので、この皇帝の時代が終わる何かがあるということなのでしょうか。物語、実は完結していないのでは……と思ってしまうのですが、その辺りが気になります。皇帝がついに反逆するのか、老人が興味を失ってしまうのか。あるいはもっと他の何かか。わくわくしますね。

>私
 いきなり世界設定をミスるという大チョンボをかましてしまいました。メイアラ公国の建築様式が現実の中国に酷似している、という言い訳で逃げ切りを決め込みたいところですが、南方の小国、と書いてしまっている辺り、暑い国であの様式は考えにくいよなあ……と困り顔です。褐色少女萌えが裏目に出た形に。
 しかし、ダメダメなコバルト文庫みたいな話になってしまいました。でも、久しぶりに(下手をすると年単位で)西洋っぽいファンタジーを書いたので、なんだか楽しかったです。まあ、ずっと書かずにいた理由の「横文字のネーミングセンスが壊滅的にない」という部分は何一つ解消されていませんでしたが。ラ行ばかり使いたくなるクセを抑え込むのに必死で(全然抑えられてないやんけ)、もういっぱいいっぱいでした。深く反省。

返事を書く


[1] 2009/03/15 09:39 ID:-10

HAL: 読書感想文

>脳舞様
 拝読しました。
 いい話だ!!
 素直に騙されました。ドロドロした話かと思いきや、爽やかなラストが素敵です。
 奥さんからのプレゼントを堂々と宣言。いいなあ可愛いなあ。手編みのセーター的なノリですね。
 贅沢を言えば、伏線を回収するときに(私は破滅する)の部分の説明もほしかったような気がしました。「毒物を集めていたとあれば、何を疑われても仕方ない」からなのか、もっとシンプルに「恥ずかしくて耐えられない」のかとか。
 それと夫がグローブを送る習慣が根付かなかった理由も、もう少し説明が欲しいかなと。単に私が鈍いんですが(汗)

>ラトリー様
 十八歳未満なので読めません! 大嘘ですごめんなさい。拝読しました。
 読み始めるとどんどん先が気になる、絶妙な語りだなあと思いました。単語の選び方や言葉運びが、この奇怪な老人や呪いなどの仄暗い設定をしっかり活かす雰囲気を作り上げていて、すごいなあと。
 この後どうなるんでしょう。破滅と悲劇を想像させる感じになっていますが、ついに寿命が尽きたらそのときはどうなるのか(皇帝がどういう風に死ぬのか)、あるいは皇帝が民のために尽くすことの意義を見失って自ら死を選ぶのか。その後この国はどうなってしまうのか、その結末まで知りたかった気もします。
 読み返してみると冒頭の方、
> 五十年の長きにわたり、その国の頂点に立ち続けた男がいた。
 と過去形で書かれていたので、このラストの後すぐに死を選んだのかなあという気もしています。
 あと、冒頭の三行がメタ的な感じになっていたので、後半でもう一度この部分を拾ってあってもよかったかもしれないなあなんて思いました。

>反省文
 締め切りを一週間勘違いしていることに昨日の夜気付いて、慌てて投稿したのでした。なぜか来週と思っていました(汗)
 それにしても適当すぎるよ! もっとよく調べようよ! 姓名と字の関係もよく分かっていなければ、官僚制度や科挙のシステムも分からないし、占星術のことも分かっていません。途中で微妙にグーグル先生に聞いたくらい……よくそれで書こうと思ったな。
 美女が書きたかっただけなのでした……
返事を書く


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