旅の行く末、夢と引き替えに買う果実 の感想

 

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[4] 2009/01/23 14:46 ID:-6

鳥里アオ: 感想

 おさんの感想が簡素で、ラトリーさんが出遅れ感想だとしたら、私の感想は一体なんなのでしょう、と独り言を。

 HALさん。
 出だしが良いですね。写真の情景がしっかり使われていて、すごいイメージしやすかったです。異国の、どこぞと知れない土地の雰囲気の出し方が上手くて羨ましい限りです。
 私の場合、果実の使い方より夢の扱い方が面白いなあと思いました。男の危うさが、何か良いです。
 感想について。
 ありがとうございます。テーマの使い方はこれ以外思い浮かばなかったのでそう言っていただくとうれしいです。夢の具体的な内容については、まあ考えていないこともなかったのですが、書くような事でもないなと思い省きました。というよりこれ以上話を広げえたくなくて(汗) 

 ラトリーさん。
 二人の関係をあれこれ推測してみるのが楽しかったです。あっぴろげでくるくるとした彼女が魅力的にかかれていて、主人公が彼女とやり取りをしているときの心の揺れがまた上手くかかれていて、何か不謹慎な言い方になりますけれどほんとに楽しかったです。
 感想について。
 う゛っ、終わりがそんな不吉な感じになっていましたか……。それは意図していなかったので反省します。どういう世界か自分でもはっきりさせていなかったもので、なんだか曖昧なだけな感じになってしまったのかなあ、と。ありがとうございました。

 おさん。
 読み始めて、あ、好きだこれと思いました。
 雰囲気が、単純に好みです。抽象的な世界なのに、しっかりと足場のある感じが良いです。最後ぱくりと食べられるところまで、終始面白く読ませていただきました。軽いどころでない嫉妬を覚えちゃいそうです。
 感想について。
 うーん、おさん発信の電波を受け取っているんかなぁ、私は。アンテナたてた憶えはないのですけれどもねぇ。
 ともあれ、うん、一部が自分と似ている作品というのは確かに不思議な感じがしますね。そして技量の違いがここまで出るかと思うと、羨ましいこと羨ましいこと。……人のを羨ましがっても仕方がないの精進します。

 鳥里アオ。
 文章の流れが悪いというか、話の流れが意味不明というか、そもそも話しになっていないというか……。これ自体は決して嫌いではないのですが(少なくとも前作よりかは)うん、も少し頑張るようにします。

返事を書く


[3] 2009/01/20 00:34 ID:-8

ラトリー: 感想る

 すみません、ちょいと感想出遅れました。目下最大の懸案事項がひとまず片づいたので、またチャットのほうにもちょくちょくお邪魔できるかと思いますです。

>HALさん
 おお、これぞまさに異国情緒といったイメージ。何かこう、インディ・ジョーンズの冒険とかに出てきそうな舞台ですね。文字の向こうではどんな光景が広がっているのだろう、とわくわくしながら楽しむことができました。すでにおさんが書かれているように、「現実に立ち返らせるため」という目的を持ちながらごく普通の果実であるという事実、その使い方はとても興味深かったです。果実そのものに特別な力を持たせないのは面白いなと思いました。
 少し細かいところに分け入った指摘をしてみると、抽象的な雰囲気が全体を占めている物語の中で、「英語」という単語はやや具体色が強いような気がしました。そこをきっかけにして、主人公の生まれた国はどこなんだろうとか、いろいろ答えの出ない余計な想像がふくらんでしまいそうになったので、さらに全体像をぼかす方向で書いてみるとよかったのではないかと思います。

>おさん
 きちんと流れのついた物語の体裁をなしていて、いつもより読みごたえがありました。なるほど、そういうことだったのか、と最後になって納得。物語の舞台が現世ではなく、どこかぼんやりとした、つかみどころのない雰囲気をもつ世界である点がよく表れているなと思いました。
 ただ、ちょっと漠然とした「三途の川」のイメージが強すぎて、「南国のジャングル」や「カヌー」といった単語が浮いていたような気もします。これまでにおさんの作品を多く読んできたことによる先入観があったのかもしれませんが、ラストに牛首と馬首が登場したこともあって日本的な妖怪のうごめく世界であるとの感覚が強まり、その辺りで若干ちぐはぐな印象を受けました。抽象化と具体化のメリハリがさらにつけてあるとよかったかもです。

>鳥里アオさん
 作りものでない、等身大の人物の感情。鳥里さんの作品に出てくる主人公は、みな確固たる自己存在を主張するための足場をもっていて、そこから自分の感じたことを文字にして発信しているような印象を受けます。今回の物語でもそんな気持ちがしっかりと表れていて、自然とひきこまれるものを感じました。
 一つ、気になることを挙げるとすれば、終わり方がずいぶん不吉なものであるように感じたことですね。終着点が見えなくて、現実の世界とも思えなくて、雰囲気的には「これ、もしかして死の世界にいざなわれてる?」というものがあるというか。しかし実際は「感情が不安定になることも減りました」「あちらこちらに遊ぶことが多くなりました」とありますから、まだ生きているということになる。果たしてこの風景は寝ている間の夢なのか、あるいはすでに失われてしまった将来への夢が砕け散った後のかけらなのか。その辺、何かと白黒つけたがる性分なので、ついあれこれと想像してみたくなったような感じです。

>自作
 何年か前に合唱がらみでベトナムへ演奏旅行に行ったことがあり、その時の経験をもとに書いてみました。その分、ちょっと具体的になりすぎた気がしないでもなく、しかもそういった周辺要素を書きすぎたせいで、メインの男女間の関係や心情を描ききれなかったところが最大の反省点です。ラストでは夢を見て再び冒頭に回帰していくループ構造を狙ってみたのですが、「母なる国」のイメージが確立できていないという問題点も。まだまだ改善すべきところは多そうです。
返事を書く


[2] 2009/01/18 22:25 ID:-24

お: 簡素すぎる感想

TO HALさん

ご投稿ありがとう御座います。執筆おつかれさまでした。
今回は傾向として幻想ネタが多かったようですね。なかでもHALさんのが一番エキゾチックで不思議感があったように思いました。
果物の使われ方が面白いなぁと思って感心してしまいました。そう云う、使いようもあるのかぁ。果物が目的や結末を示すものではなく、目的という意味では目的を打ち消すための道具であり、であるのにごく普通の果物である。ごく普通であるからこそ、意味がある。そういう使い方は思いつきませんでした。
不思議感、異国情緒、そして冒険心をくすぐる作品でした。
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TO ラトリーさん

この二人は付き合っていたのか、否か。明確な記述がないので想像するしかないのですが、腐れ縁以上の付き合いはなかったのではないかとそんな気がします。とするならば、この二人の近い未来での離別は何を示すのか? 主人公氏の恋心を終わらせるということ?……かな。始まっていないモノを終わらせる。微妙な心理ですが、分からなくもない。
色んな予感を余韻として残す作品でした。
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TO 鳥里さん

鳥里さんは、僕と魂の双子何じゃないかと思ってしまいました。
もちろん、作品の主題とか雰囲気とかは全然違うわけですが、着想の一部分だけが似ていると言うより同じであるというのは、非常に不思議な感じがします。感覚の一部が繋がっているのでしょうか。だとしたら何とも嬉し恥ずかしな感じで。まぁ、そんなことも言ってみたり。
しかしまぁ、着想が似ていると言っても書く人間が違えばここまで違うかと、うぅん、カッコイイなぁ。スタイリッシュでカッコイイ。軽く嫉妬を覚えてしまいそうです。
最後の終わらせ方も小憎らしいですね。

返事を書く


[1] 2009/01/18 12:33 ID:-10

HAL: 感想です

ラトリー様
 具体的なベトナムの光景が描かれていたのでおお、と思いました。実際に旅行で行かれたことがおありなんでしょうか。臨場感があって。
 エキゾチックな空気と、即物的(誉め言葉です)な彼女のギャップとか、揺れている主人公の気持ちとか、二人のやりとりなんかが、いいなあと思いながら読んでいたのですが、彼女が彼のことをどんな風に思っているのかが少し見えにくいかな、という気もいたしました。
>目の前に白黒の映像が現れ、中心から外側へ向かって徐々に色づいていく。
>同じ旋律を何度も繰り返すロンドのように、僕は夢の続きを見始めていた。
 上記の二文がとても意味深で、いろいろ考え込んでしまいました。もしかして、この物語は表層的に素直に読んだ意味どおり「旅行中の主人公が気を逸らして考え事をしている」ということじゃないんじゃないかなあ、とか考え込んでしまいました。何かこう、逆に夢の中=現実で、この旅行の場面こそが過去だったり幻覚だったり、あるいはSF的な何かだったりするのかなあ、とか。……とタイプしながら自分でそれは考えすぎだと思いました。はい。
 上記の二文が幻想の空気を作っていてとても素敵なんですけれども、主人公が卒業旅行から気を逸らしてまで見ている「母国の夢」というものの、もう少し具体的な像を仄めかしてあってもいいんじゃないかなあ、という気がします。が、私が特別読解力がないほうなので、あまりお気になさらずどうぞお聞き流しくださいますよう。
 ともあれ、読んでいる間のいっとき、一緒になって異国の幻想の中へ連れて行ってもらいました。ごちそうさまでした。
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鳥里アオ様
 テーマといいますか、「夢と引き替えに買う果実」の使い方が、うまく言えないんですけど、すっごくよかったです。
 セリフからすると、夢は自分で決めて諦めたのではなくて、何か諦めざるを得ない理不尽な理由が降りかかってきたようですね。自分から挫折することを選んだときと違って、「自分じゃどうしようもない、あきらめるしかないんだ」と自分に言い聞かせることができる、だけど自分でそれにほっとしていることを感じたときに、それを言い訳にしている自分に気付く。そんな心情を色々想像したりしながら読んでいました。
 大きな挫折にぶつかったときに、受け入れるのに時間がかかって何度も揺れる、その心の狭間に落ち込んだという感じでしょうか。不思議な話なんだけど、不思議を語るための不思議じゃなくて、人の心の在り様を描いておられるというか、そういうところがとても好きです。
 具体的な夢の中身や、なぜ諦めざるを得なかったのかということを、知りたかったような気もしますし、あえて語られなかったのかなという気もします。
 とりとめのない感想、失礼いたしました。
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お様
 牛頭馬頭だあ。何が起きてるんだろう、と興味を引かれる書き出しといい、この場所の正体が明らかになっていく箇所といい、読み手の目線をひきつける書き方がすごいなあと思いつつ。それに、見えるようで見えない水とかの、情景の描き方がお素敵です。
 あとは、好みの問題だと思うのですけれど、最後の
>と言って、僕を二つに引き裂いて、二人で僕を食べてしまった。
 が、なんだか客観的で淡々としすぎているなあという感じがして、もうちょっと余韻が欲しかったような気がいたしました。これはこれで、ちょっとした軽妙さを生んで効果として働いているのかもしれないのですけれど、朦朧としていくなかでの主人公の感情(無念とか、あるいは安堵とか。どちらかというと安堵かなあと思いつつ)を、少しでも仄めかしてあったほうが、私には好みだったかなと感じました。
 いつもながら間の抜けた感想になってしまいました。どうかご容赦くださいませ。
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反省文
 ええと、雰囲気はちょっと気に入っているんですが、なんというか、何にも調べずに感覚だけで適当に書いてしまった……。こんな国は(たぶん)ありませんし、こんな神話は(たぶん)ありません。どうせ調べずに想像で書くなら、もっとうまく幻想の空気を出せなかったのかと。あと青い目の使い方が下手だったなと、ひっそり反省です。小道具の使い方が上手になりません……。
返事を書く


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