ラトリー様
具体的なベトナムの光景が描かれていたのでおお、と思いました。実際に旅行で行かれたことがおありなんでしょうか。臨場感があって。
エキゾチックな空気と、即物的(誉め言葉です)な彼女のギャップとか、揺れている主人公の気持ちとか、二人のやりとりなんかが、いいなあと思いながら読んでいたのですが、彼女が彼のことをどんな風に思っているのかが少し見えにくいかな、という気もいたしました。
>目の前に白黒の映像が現れ、中心から外側へ向かって徐々に色づいていく。
>同じ旋律を何度も繰り返すロンドのように、僕は夢の続きを見始めていた。
上記の二文がとても意味深で、いろいろ考え込んでしまいました。もしかして、この物語は表層的に素直に読んだ意味どおり「旅行中の主人公が気を逸らして考え事をしている」ということじゃないんじゃないかなあ、とか考え込んでしまいました。何かこう、逆に夢の中=現実で、この旅行の場面こそが過去だったり幻覚だったり、あるいはSF的な何かだったりするのかなあ、とか。……とタイプしながら自分でそれは考えすぎだと思いました。はい。
上記の二文が幻想の空気を作っていてとても素敵なんですけれども、主人公が卒業旅行から気を逸らしてまで見ている「母国の夢」というものの、もう少し具体的な像を仄めかしてあってもいいんじゃないかなあ、という気がします。が、私が特別読解力がないほうなので、あまりお気になさらずどうぞお聞き流しくださいますよう。
ともあれ、読んでいる間のいっとき、一緒になって異国の幻想の中へ連れて行ってもらいました。ごちそうさまでした。
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鳥里アオ様
テーマといいますか、「夢と引き替えに買う果実」の使い方が、うまく言えないんですけど、すっごくよかったです。
セリフからすると、夢は自分で決めて諦めたのではなくて、何か諦めざるを得ない理不尽な理由が降りかかってきたようですね。自分から挫折することを選んだときと違って、「自分じゃどうしようもない、あきらめるしかないんだ」と自分に言い聞かせることができる、だけど自分でそれにほっとしていることを感じたときに、それを言い訳にしている自分に気付く。そんな心情を色々想像したりしながら読んでいました。
大きな挫折にぶつかったときに、受け入れるのに時間がかかって何度も揺れる、その心の狭間に落ち込んだという感じでしょうか。不思議な話なんだけど、不思議を語るための不思議じゃなくて、人の心の在り様を描いておられるというか、そういうところがとても好きです。
具体的な夢の中身や、なぜ諦めざるを得なかったのかということを、知りたかったような気もしますし、あえて語られなかったのかなという気もします。
とりとめのない感想、失礼いたしました。
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お様
牛頭馬頭だあ。何が起きてるんだろう、と興味を引かれる書き出しといい、この場所の正体が明らかになっていく箇所といい、読み手の目線をひきつける書き方がすごいなあと思いつつ。それに、見えるようで見えない水とかの、情景の描き方がお素敵です。
あとは、好みの問題だと思うのですけれど、最後の
>と言って、僕を二つに引き裂いて、二人で僕を食べてしまった。
が、なんだか客観的で淡々としすぎているなあという感じがして、もうちょっと余韻が欲しかったような気がいたしました。これはこれで、ちょっとした軽妙さを生んで効果として働いているのかもしれないのですけれど、朦朧としていくなかでの主人公の感情(無念とか、あるいは安堵とか。どちらかというと安堵かなあと思いつつ)を、少しでも仄めかしてあったほうが、私には好みだったかなと感じました。
いつもながら間の抜けた感想になってしまいました。どうかご容赦くださいませ。
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反省文
ええと、雰囲気はちょっと気に入っているんですが、なんというか、何にも調べずに感覚だけで適当に書いてしまった……。こんな国は(たぶん)ありませんし、こんな神話は(たぶん)ありません。どうせ調べずに想像で書くなら、もっとうまく幻想の空気を出せなかったのかと。あと青い目の使い方が下手だったなと、ひっそり反省です。小道具の使い方が上手になりません……。
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